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2016.07.07

金属アレルギーでもインプラント治療ができる理由


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インプラント治療では、あごの骨にチタン製などのインプラント体を埋め込み、連結部品を使って人工歯を被せます。こう聞けば「えっ、チタン?金属アレルギーだけど、大丈夫?」と心配する人もいるでしょう。大丈夫です、金属アレルギーでもインプラント治療は無事に行えます。詳しく解説しましょう。

そもそも、金属アレルギーってどういうもの?

金属アレルギーは、アクセサリーなどが皮膚にあたって炎症を起こす接触皮膚炎と、食品などに含まれる金属が体内に入って湿疹などを起こす全身型金属アレルギーの2つのタイプに分かれます。

金属アレルギーと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、接触皮膚炎のほうでしょう。金属類が汗と反応すると、金属イオンが溶け出し、体内のタンパク質と結合します。この結合したタンパク質がアレルゲンとなり、かゆみを引き起こしてしまうのです。「夏になると特にひどい」と悩む人がいるのは、夏場は特に汗をよくかくからです。

一方、全身型金属アレルギーは、知らぬ間に摂取している金属成分のせいでさまざまな部分に湿疹や皮膚炎が起こるため、症状と金属アレルギーとがなかなか結びつきません。そのため、全身型金属アレルギーが原因のかゆみや湿疹が手足にあらわれると、対処法が見つからず原因不明だと悩む人がいます。

金属アレルギーを引き起こしやすい物質がある

金属が体液と反応してイオン化することが、金属アレルギーの原因です。つまり、イオン化しやすい金属を身につけていれば、それだけアレルギーを引き起こしやすい環境であるということになります。

イオン化しやすい金属として代表的なものは、アクセサリーに多く使われているニッケルです。金属アレルギー対応のアクセサリーに「ニッケルフリー」と書いてあることが多いのはそのためです。なお、コバルトやスズ、クロムもイオン化しやすく、ニッケルと同様に装飾品に使われることが多い金属となっています。しかしながら、やはり金属アレルギーの人には向きません。

チタンは金属アレルギーを起こしにくい物質の代表格

では、イオン化しにくく、金属アレルギーを起こしにくいのが、金属とはどんなものなのでしょうか。それがインプラント体に使われているチタンや、歯の被せ物の材料として長く使われてきた銀です。口内は唾液が発生するため、いつも金属がイオン化しやすい環境であるといえます。そのため、歯科業界ではイオン化しやすい金属を使わないことが大前提となっているのです。

チタンは、金属アレルギー対応のアクセサリーにも多く使われている物質です。ほかに金属アレルギーを引き起こさない物質としてプラチナや金、ステンレスが挙げられますが、プラチナや金はとても高価な素材ですし、ステンレスは骨と密着しません。インプラント体には、チタンが最も適しているのです。

どうしても不安ならパッチテストを受けよう

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残念なことに、チタンなら絶対にアレルギーが起こらないというわけではありません。まれにチタンアレルギーを引き起こし、インプラント体を撤去せざるを得なくなる人もいます。

金属アレルギーを起こしやすい体質であり、どうしても不安が伴うという人には、手術前にチタンアレルギーのパッチテストを行うことをおすすめします。また、インプラント体と人工歯をつなぐ連結構造体であるアバットメントや、人工歯の部分に金属が使われるとしたら、その金属にアレルギー反応が出ないかどうかをテストすることも重要です。

歯科治療には、チタンや銀に限らずさまざまな金属が扱われます。特に銀は、固さを保つために合金とすることが多いです。銀歯でアレルギーになったという場合、原因は銀ではなく、混合されているほかの金属であることがほとんどです。インプラント治療を希望しているか否かに関わらず、歯科金属が不安な人はパッチテストを受けておくべきかもしれませんね。

ジルコニア製のインプラント体もある

もしもパッチテストでアレルギー反応が出てしまったり、術後に炎症などが出てしまったりしたら、チタン製のインプラント体はあきらめなければなりません。その場合は、人工ダイヤモンドで作られるジルコニア製のインプラント体を埋め込むという選択肢があります。

ジルコニア製インプラントは、扱っている医院が少ないため、近くの病院では治療を受けられないかもしれません。インプラント治療は3ヶ月から1年という長期の診療を要するため、あまりに遠くの歯科医院で施術するのは現実的ではないでしょう。しかし、どうしてもブリッジや入れ歯に抵抗がある人は、検討してみてはいかがでしょうか。


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