表参道駅の歯医者・歯科TOP > 歯、インプラントと美容のメディアHealthy Life > 歯の健康 > 海外では八重歯はNG?日本と海外の歯科治療に対する意識の違い

2017.02.06

海外では八重歯はNG?日本と海外の歯科治療に対する意識の違い


01

八重歯について、どんなイメージを持っていますか。「かわいい」「小悪魔的」「チャームポイント」という言葉が聞こえてきそうですが、実は海外ではあまりいいイメージを持たれていません。八重歯について、日本と海外に対する歯科治療の意識の違いを紹介します。

そもそも、八重歯はどうしてああいう形なの?

八重歯は犬歯です。犬歯は前から数えて左右3番目の位置にある、誰もが持つ尖った歯で、「糸切り歯」ともいいます。このうち、犬歯が歯列よりも前に飛び出ていて、他の歯よりも目立っている状態がとくに「八重歯」と呼ばれています。

八重歯はどうして前に飛び出てしまうのでしょうか。さまざまな原因が考えられますが、そもそもは永久歯の生えてくる順番がポイントであるといわれています。八重歯は、他の歯よりも比較的遅めに生えてきます。このとき、顎の骨が小さいと歯が入る場所が少なくなり、外へと押し出されてしまうのです。

日本において八重歯が幼さや愛らしさの象徴とされるのは、顎の小さい女性に八重歯が多いことから来ているのかもしれません。漫画などにおいても、少女が口をあけて笑った顔に光っているのは、必ず八重歯ですね。八重歯一本で、可愛らしさは演出できるということです。

海外では、八重歯は決して歓迎されない

歯並びが悪いと正しい発音ができない英語圏においてはとくに、突出した八重歯はいい印象を与えません。歯並びが悪ければ小さい頃に矯正治療をすることが当たり前な欧米からみると、八重歯は歯並びの美しさを損ねるものであり、決して魅力的とは捉えないのです。

日本でも、例えば過度に突出した前歯は「出っ歯」とされ、あまり歓迎されないでしょう。外国人が八重歯に向ける意識は、日本人が出っ歯に向ける意識と同じようなものかもしれません。

グローバル化が進み、国境を越えて活躍できる人材が求められる今こそ、八重歯の矯正を考えてみてはいかがでしょう。世界中に通じる好意的な挨拶は、笑顔であるとされています。その笑顔が、相手からみて魅力的でなければ台なしです。第一印象で損をしたくなければなおさら矯正をおすすめします。

八重歯は印象以外にもさまざまなリスクを生む

02

「ここは日本だし、私は外国人と接する生活をしていないから大丈夫!」という人もいることでしょう。しかし、八重歯をそのままにしておくと、さまざまな問題が生じてきます。

まず、他の歯よりも飛び出ていることで磨きづらく、虫歯になりやすいという欠点があります。左右の歯と重なり合ってしまっている部分は通常の歯ブラシではなかなかケアできないため、虫歯菌や歯周病菌が好んで住むエリアになってしまうからです。

虫歯菌や歯周病菌が繁殖すると、口内全体が虫歯になりやすい環境になってしまいます。また、磨き残ってしまった食べかすや虫歯による口臭が発生するため、歯並びが悪いうえに口臭がするという印象をもたらしてしまう可能性もあるのです。どんなに頑張って歯磨きをしたところで、八重歯があるために常に虫歯と口臭のリスクがつきまとうなんて、残念なことではないでしょうか。

さらに、飛び出た八重歯はそもそもかみ合わせに参加できないという問題もあります。犬歯は、お肉などを噛みちぎる役割を持っている重要な歯です。せっかく立派に尖った歯があるのに、噛むことができないのでは存在意義に関わります。

日本人は皆保険により歯の自己管理意識が低い

「日本はお店の中から道路に至るまで、チリひとつないくらい清潔なのに、どうして口の中はこんなに汚いのか」と驚く外国人の話は、よく耳にします。八重歯に限らず、日本人は自分の歯を自分で管理しようという意識が低いようです。いまだに「歯磨きはテキトーにして、虫歯になったら歯医者に行けばいい」と考えている人は少なくありません。

この歯に対する日本人の意識の低さは、健康保険制度に関係があると考えられます。ちょっとした虫歯なら、全て保険内で済ませれば数千円で治療してもらえますし、最悪、歯が抜けてしまっても格安で差し歯がつくれます。

悪くなっても格安で治るのなら、歯を大事にしようという意識が育たなくても当然といえるでしょう。しかし、一度虫歯になってしまうと、治療をしても常に再治療のリスクがつきまといます。再治療を繰り返すうちに、神経を抜いたり、果ては抜歯をしたりということにもなります。

虫歯は、適切なケアをしていれば防げるものです。通常の歯ブラシの他に、ワンタフトブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを駆使し、さらに歯科衛生士によるプラーク(歯垢)コントロールがおこなわれれば、ほぼ虫歯は発生しないといえます。

そもそも虫歯にならなければ、痛い歯科治療に通う必要はありません。治療のためではなく予防のために歯医者へ通い、自分の歯を守りましょう。八重歯をどうするべきかも相談できますよ。

おわりに

八重歯は、海外からみるとチャームポイントどころではなく、むしろ悪印象になることを心に留めておきましょう。放っておくと八重歯そのものが虫歯になりやすいだけではなく、口内全体に悪影響を及ぼします。

歯医者さんに矯正の相談をし、そのままにしておいても差し支えがないと判断された場合でもケアについてきちんと指導を受け、かけがえのない自分の歯を守りましょう。10年後、20年後も虫歯ゼロを目指してください!


表参道駅徒歩2分の歯科はこちらから