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2017.08.31

歯の磨きすぎは逆効果に!?オーバーブラッシングで起こる5個の悪影響


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歯をきれいにしたい、虫歯になりたくないという一心でおこなっていた歯みがきが裏目に出て、思わぬ口腔トラブルを招いてしまうことがあります。歯みがきは、磨き残しも問題ではありますが、磨きすぎもまた逆効果になってしまうことがあることはあまり知られていないからです。

オーバーブラッシングは、自分では気付かないことが多く、歯や歯肉が長期に渡ってダメージを受けてしまうケースが多く見受けられます。そこで今回は、オーバーブラッシングについて解説いたしますので、今後の参考にしてくださいね。

オーバーブラッシングとは?

オーバーブラッシングとは、その名の通り「磨きすぎ」です。

・硬いブラシの歯ブラシが好きで使用している
・強い力でゴシゴシ磨いている
・歯磨きは何でもいいから磨けばいいと思っている
・歯磨き中や歯みがきの後に、歯や歯ぐきに刺激を感じることがある
・歯ブラシの毛先がすぐに開いてしまう(2週間くらい)
・細かい隙間の汚れでも、歯ブラシを押し付けて力任せにすれば取れると思っている
・歯磨きは面倒くさいからさっさと終わらせたいので、強めにやって時間短縮している

例えばこのようなことが思いあたる方はオーバーブラッシングになっている可能性がありますので、注意が必要です。

柔らかい歯肉はもちろんですが、硬いように見える歯も神経が通っています。歯肉も歯も、私たちの身体の一部であり、とても繊細で傷つきやすいため、大切に扱わなければいけないのです。

オーバーブラッシングで起こる5個の悪影響

オーバーブラッシングになっていると、歯や歯肉に様々な悪影響をおよぼす可能性があります。

しかし、長年続けてきた歯みがきがオーバーブラッシングになっているかどうかは判断しにくかったりもしますよね。オーバーブラッシングが原因となり、起こる症状には下記のようなものがあります。

ご自身のお口の状況と照らし合わせてみて、もし何か思いあたる症状があれば、早めに歯科医院に相談するようにしましょう。

歯肉退縮

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歯肉(歯ぐき)は、口腔粘膜といって、とてもデリケートです。柔らかい桃の表面を歯ブラシでゴシゴシすると、皮が剥けて、果肉も削れて磨り減ってしまいます。

歯磨きは毎日、一日に何回もするものです。強い力でゴシゴシ磨き続けることは、想像以上に歯肉にダメージを与えます。

そのため、自分では気づかないうちに磨り減ってしまい、歯を覆いきれなくなって歯肉退縮の症状となってしまうのです。歯肉も桃と同じくらい傷つきやすいと考えて、適度な力加減で優しく磨くようにしましょう。

くさび状欠損

通常、歯肉から出ている部分は歯冠と呼ばれ、硬いエナメル質に覆われています。歯肉に覆われている部分の歯は歯根、両者の境目が歯頸部(歯頚部)です。

歯頚部を境にエナメル質なくなり、歯根の一番表面は柔らかい象牙質がむき出しの状態になります。歯肉退縮が進行して、本来であれば歯肉に覆われて守られているはずの歯根が露出してしまうと、どんどん磨り減っていってしまうのです。

エナメル質に覆われた歯冠部分とはもともと段差がありましたが、歯頚部を境にどんどん磨り減っていくため、くさび状欠損と呼ばれています。露出してしまった歯根に対し、オーバーブラッシングを続けていると、症状はどんどん進行するのは明らかでしょう。

神経に近い歯根がすり減ってしまうくさび状欠損は、放っておくと歯にとって命取りです。知覚過敏や虫歯の原因にもなりますし、ひどい場合には抜歯をしなければならなくなる場合もあります。

フェスツーン

フェスツーンは、オーバーブラッシングにより歯肉が肥厚した状態をいいます。「磨きダコ」のようなイメージです。

通常であれば、歯肉は歯に沿うように滑らかに歯を覆っています。しかしフェスツーンになると、手のひらや足の裏にできるタコのように、歯肉が分厚くなって、見た目にもボコッとしたような感じになってしまうのが特徴です。

磨き傷

オーバーブラッシングになっていると、磨き傷ができます。

お口の中の状態は目で確認しずらいところがあったり、傷がついているのかわかりにくいところがありますので、以下に注目してみてください。

・歯肉が赤いところがある
・皮が剥けているところがある
・歯みがきの後に出血する
・歯みがき後に、冷たい水がしみる

健康的な歯肉はピンク色をしています。強い力の歯磨きで歯ぐきが炎症を起こしているところは赤みがあったり上皮がなくなって色が変わっていることがありますので、確認してみましょう。

小さな傷であっても、毎日の歯磨きで頻繁に傷がついてしまうのは歯肉にとって大きな負担となります。

象牙質知覚過敏症

象牙質知覚過敏症は、冷たいものが歯にしみるなどの温度変化や、ちょっとした刺激でも痛みを感じてしまう症状です。

歯肉痩せにより歯根の象牙質がむきだしになっていたり、エナメル質が欠損していることなどにより、歯が刺激に弱い状態になっていることが考えられます。

電動歯ブラシはオーバーブラッシングが起こりやすいので注意

電動歯ブラシは、ブラシが自動で動いてくれるためテクニックいらずで歯の汚れをしっかりと落とすことができると人気です。

しかし、本当にそうでしょうか。

便利な電動歯ブラシも使い方によっては逆効果となってしまうことが考えられます。ただでさえ汚れが落ちやすい電動歯ブラシを、歯や歯ぐきに強く押し付けて磨いていたり、動かしすぎたり、長時間磨きすぎているとオーバーブラッシングが起こりやすいのです。

また、電動歯ブラシを使用する際に、研磨剤やスクラブのたっぷり入った歯磨き粉を使うこともおすすめできません。歯や歯肉を傷付けてしまう危険性が高いためです。

電動歯ブラシを使用する際には、磨き方や磨く時間にも十分注意して、優しく歯を磨くことが大切です。また、歯がしみる、歯肉の退縮がみられる場合には使用を中止して、歯科で相談しましょう。

冷たいものがしみたり歯肉退縮がみられたら早めに治療を

冷たいものが歯にしみる知覚過敏の症状や、歯肉が痩せて下がってしまう歯肉退縮がみられたら歯や歯肉に何らかのトラブルが起きていることが考えられます。

健康的な歯や歯肉を維持するために重要なのは、変化に気付いたら早めに治療をすることです。

痛くてつらい思いをする虫歯や歯周病を早期に発見することができます。早ければ早いほど、歯や歯肉のダメージは少なくすみ、治療も大掛かりになることがありません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

歯のためにと思って頑張りすぎると逆にオーバーブラッシングとなり、歯や歯肉を痛めてしまいかねません。とはいえ、毎日の歯磨きは虫歯や歯周病を予防するためにとても重要です。

歯科医院では、歯の治療だけでなく、正しい歯の磨き方の指導や歯ブラシの選び方などもアドバイスしています。オーバーブラッシングにならないような適度な力加減と正しい磨き方(ブラッシング)をマスターして、お口の健康を維持しましょう。


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