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2017.03.31

親知らずは早めに抜くべき?親知らずが及ぼす4個の影響


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親知らずには苦労したんだよ~!という人もいれば、まだ一本も生えてこないという人がいるように親知らずの生え方に個人差があるのは何故なのでしょうか。

一番の理由は、人間の進化や食生活の変化などにより、顔や顎周りの骨格が昔に比べて小さくなってきていることがあげられます。

そのため、まっすぐキレイに生えている人はあまり多くありません。一部だけ歯がひょっこりとでている、斜めや横など変な方向に向かって生えている、人によっては先天的にないため、一生涯、親知らずが生えてこないなんてこともあります。

「私は親知らず生えてくるのかな。生えてきたらどうしたらいいんだろう。生える前に抜いちゃったほうがいいの?」

歯の健康には気を配っているけれども、親知らずに関しては無知という方も少なくないようです。

そこで今回は、親知らずについてご紹介します。

親知らずとは?

親知らずは、一番奥の歯だと思っている方が多いようですが、そうではありません。一般的に、前歯から奥に向かって順番に数えて8番目にある歯のことです。

歯科専門用語では、6歳臼歯(第一大臼歯)、12歳臼歯(第二大臼歯)の次に生えてくる18歳臼歯であることから「第三大臼歯」と呼ばれています。

その他にも「智歯」「8番」「親不知」「知歯」などといろいろな呼び名があり、意外と親しまれている「歯」と考えることもできますね。

親知らずが及ぼす4個の影響

そんな身近な親知らずですが、お口の入り口からは一番遠くにあり、ケアが難しい歯です。

生えるときや何らかのトラブルにより痛みが出た場合には、特に注意が必要です。すぐに対処せずに放置してしまうと腫れや炎症などの症状が悪化してしまうこともあります。

場合によっては、激痛や高熱がでるなどして入院、緊急手術が必要になるほどのリスクがありますので、甘くみたりせず早めに歯科を受診するようにしましょう。ここでは、親知らずによる影響について説明します。

1.ブラッシングしにくいため虫歯になりやすい

お口の中で最も奥まったところにあるか、歯茎に埋まっている状態の“親知らず”は、どんなに丁寧にブラッシングしたとしても、どうしても汚れが残りやすい虫歯になりやすい歯です。

見えづらいことから虫歯の発見が遅れることも多く、虫歯の痛みや諸症状を本人が自覚したときにはかなり進行してしまっているため、神経が傷ついているなど、高度な治療技術を必要とする場合があります。

2.周りの歯が虫歯や歯周病になりやすい

30代以降の日本人の約70%が歯周病にかかっているといわれるほど、歯周病は一般的な病気です。

歯周病や虫歯になった歯といった衛生環境が良くない歯の周辺には虫歯菌がウヨウヨしています。これにより、その手前の歯や周辺の歯茎が、その余波を受けて虫歯や歯周病になりやすくなってしまうことがあるのです。

もし万が一、親知らずを抜くことになったとしても、その手前の奥歯は死守したい重要な歯だと思います。周辺の歯や歯茎の健康にも関わる親知らずの衛生管理・虫歯・歯周病には注意をしていきましょう。

3.細菌が入りこんで炎症を起こすことも

歯茎の中に埋まったままの親知らずだって安全とはいえません。歯の歯周ポケットが開いていることが多く、そこを通じてお口のなかの汚れや細菌が入りこんでしまい、炎症が引き起こされている場合があります。

なんとなくムズムズする、腫れているといった自覚症状がある場合、歯ぐきのなかに埋まっている親知らずが悲鳴を上げているかもしれませんので、早めに歯科医院で診てもらいましょう。

4.歯並びに影響する

前述したように、親知らずが真っ直ぐキレイに垂直方向に生える人は少なく、横や斜めといった明後日の方向を向いてしまっているケースは多いです。また、いずれの場合でも親知らずが隣の歯をグイグイと押す力によって、徐々に歯並びが乱れてしまう可能性があります。

それにより歯の嚙み合わせや歯と歯の接触点がずれてしまい違和感を感じたり、歯ぎしりが増えるなどの二次災害的なトラブルにつながる危険性が懸念されることもあるでしょう。

この変化はすぐに現れるわけではなく5年や10年といった長い年月がかかるため、その不快感が親知らずのせいであるということに気付きにくいものです。自分でも知らないうちに歯並びが悪くなっている人がいます。

横や斜めに生えている親知らずは抜いた方がいい

親知らずが生えている方向が真っ直ぐではない場合、さまざまな歯や歯茎のトラブルが予想されるため、早い段階で抜歯したほうがいいケースがほとんどです。

周辺の歯や歯茎に圧力がかかり続けることによる痛みや腫れ、炎症、また歯周ポケットも大きくなりやすいため歯周病やその他航空トラブルを引き起こしかねません。

大人になってからの抜歯は、若い頃に抜歯をするよりもリスクが高いため、抜く時期や抜く方法も、歯科医師とよく相談の上、体調やスケージュールなどを考慮してくれぐれも無理のないようにしましょう。

親知らずは抜かなくてもいい場合もある

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親知らずを抜いた方がいいのか、抜かなくても良いのかは、信頼のおける歯科医院でレントゲン撮影をして状態を確認した上で、歯科医師の診断、説明を十分に聞いて判断することが大切です。

・親知らずが噛み合わせにとって重要な場合
・真っ直ぐきれいに生えていて、歯並びや歯磨きにも影響が無い場合
・開口(かいこう)の方(前歯が噛んでおらず、親知らずあった方が噛み合わせに必要)
・完全に骨の奥深くに埋まっていて、将来的にもトラブルが起こる可能性が低い場合
・矯正や移植の際に役に立つ場合
・義歯やブリッジをする際の支台に利用することができる場合
・隣の歯が虫歯や神経がない場合、親知らずを代替として活用できる場合

おわりに

「親知らず」の由来は、親知らずが生えてくる頃にもう既に親はいない、だそうです。今と違って寿命が短かった時代、親知らずが生えて来る頃には親が死んでしまっているなんてことも稀ではなかったといいます。

寿命が延びた今、親知らずとも上手に付き合って、自分の健康と自分の歯で噛める喜びを噛みしめられるよう、親知らずに限らず歯に何か違和感があったら早めに歯科医院を受診するようにしましょう。


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