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2016.09.28

喫煙はお口にどんな影響を与えているのか?タバコによる歯の健康被害


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喫煙といえば、まず思いつくのが肺がんや喉頭がんなどのリスクが高まるというイメージではないでしょうか?しかし、健康被害はそればかりではありません。タバコの煙が入ってくる「入り口」、そう、お口の中の環境にもしっかり影響があるのです。タバコによるお口周りの健康被害を知りましょう。

まずは見た目が悪くなる!ヤニ汚れと歯茎の黒ずみ

肺がんや喉頭がんかどうかは見た目ではわかりません。しかしタバコによる歯と歯茎への影響は、口を開けて鏡を見れば確実に気づくことができます。

タバコによる歯の表面の黄ばみは、一般的に「ヤニ汚れ」といわれていますね。これはタバコの煙に含まれているタールが沈着するものです。「ただ色がつくだけなら、別にいいもん」という人も注意が必要です。タールのせいで歯の表面がザラつくと、虫歯になりやすくなってしまいますよ。

また、タバコの煙にはメラニン色素も含まれています。継続的な喫煙により歯茎にメラニン色素が沈着すると、歯茎がだんだんと黒ずんでいきます。また、ニコチンが全身の血管を収縮させ血流が悪くなると、歯茎に栄養が行き渡りません。酸素の行き届かない歯茎は、さらに黒くなっていきます。

そして口臭がし始める

喫煙による口臭というと、タバコ臭によるものだと考えるかもしれません。もちろん、それもあります。いわゆるタバコ臭の正体はタール成分、つまりヤニの臭いです。タールは歯に沈着するのと同様、口内や肺、胃にも付着します。喫煙者が、タバコを吸っていないときでもタバコ臭がするのはそのためです。

しかし、タバコによる口臭はタバコ臭にとどまりません。タバコを吸うと、ニコチンの作用により血管が収縮するのは上に挙げたのでおわかりいただけたと思いますが、血液の循環が悪くなると、唾液の分泌量にも影響が出てきます。唾液が減ってしまい、口内の菌の活動が活性化することにより、口臭が起こってしまうのです。

歯周病のリスクが高まる

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喫煙と歯周病との関連性は、ほぼすべての歯科医師が認めているといっていいでしょう。歯周病は歯肉が衰えてくることでさまざまな症状を引き起こす病気です。歯肉が衰えれば、歯と歯茎の境目の溝である歯周ポケットが深くなります。そこに口内の汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯茎の炎症が次々と生じるようになるのです。

喫煙者に歯周病が多い理由のひとつは、タールとニコチンによりプラーク(歯垢)が付着しやすくなることが挙げられます。タールで歯の表面がざらつき、さらにニコチンがセメント質に結合するため、歯垢が付着しやすくなるのです。歯垢は歯石となり、いずれ虫歯を引き起こすのはもちろん、歯茎を傷め、歯周ポケットがどんどん深くする原因となります。

また、虫歯を一度治療したとしても油断なりません。喫煙者は、虫歯が治りにくく再発しやすいことが知られています。その理由は、やはりニコチンの血管収縮作用にあります。血の巡りが悪くなると酸素が隅々まで行き届かないためです。その結果、治療の予後が悪くなることはいうまでもありませんね。

虫歯や歯周病を気にして歯科に通ったとしても、失った歯を取り戻そうとしてインプラント治療に頼ったとしても、喫煙をやめない限り、歯と歯茎のトラブルからは抜け出せないでしょう。

口腔がんのリスクも!

喫煙による口内のリスクは、歯と歯茎にまつわるものに限りません。口腔がんになるリスクも高いのです。口腔がんは、「舌がん」「口蓋がん」「歯肉がん」「口唇がん」などに分類され、口の中にできるがん一般のことを指します。

喫煙で口腔がんのリスクが高まるという説の根拠は、やはりニコチンとタールです。タバコに含まれる有害物質が、口腔の粘膜細胞のDNAを損傷するため、がん細胞化してしまうのだとされています。

この口腔がんは早期発見であれば生存率はかなり高く、90%以上ともいわれていますが、だからといって安心することはできません。例えば舌がんによって舌の切除手術を受けた場合、日常の食生活と会話に多大な影響を与えてしまいます。

多くの人にとって、食べることとおしゃべりすることは、人生の楽しみの大半を占めているといっていいと思います。口腔がんになると、それらを失ってしまうのです。代償はかなり大きいと考えて間違いないでしょう。

まとめ

喫煙はさまざまな健康リスクがあります。とくに煙の入り口である口腔内には多大な影響を及ぼすことになります。そのリスクを正しく知れば知るほど、喫煙はなるべくやめた方がいいという結論しか出てきません。愛煙者は、さまざまなリスクを受け止められるかどうか、きちんと考えてみる機会をもうけましょう。


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