2017.12.27
前歯の大きさが気になる方へ!前歯を小さくする時に確認しておきたいことと歯科治療法
「口を開けたときに、前歯の大きさが目立って恥ずかしい」とコンプレックスを抱えている人はいませんか。
一度気になり出してしまうと、思い切り大きな口で笑うことをためらってしまいがちですよね。前歯は、歯科治療で目立たなくすることができます。前歯を小さくするために確認しておきたいことと、歯科治療法をお伝えします。
前歯(中切歯)の大きさにコンプレックスを感じている方は多い
口を開けたときに大きな前歯が飛び出して見えてしまうことを、悩んでいる人は多く見受けられます。他の人から見ればチャームポイントでも、本人は思い詰めてしまうほど恥ずかしく思うというのは、前歯に限った話ではありません。
前歯を小さくすることができるとしたら、どう思いますか。笑顔に自信を持てる気がすると感じるなら、検討する価値はあります。
前歯が大きく見えてしまう原因は人それぞれですから、まずは審美歯科を訪れ、歯の状態を確認することから始めなければなりません。
前歯を小さくする時に確認しておきたいこと
見た目は前歯が大きく見えても、実は平均的な大きさであるというのはよくある話です。前歯を小さくするときには、ひとまず大きく見える原因を突き止めましょう。
例えば、前歯の位置が他の歯に比べて前に出ているのであれば、前歯が「大きい」のではなく、たんに「目立つ」のです。
あるいは、前歯が外側に向かって生えているため、他の歯が隠れてしまい、目立っているということも考えられます。この場合には、歯列矯正を行うことによって、口元の印象がだいぶ変わります。
なお、他の歯が原因で、前歯が大きく見えてしまっていることも考えられます。前歯の左右両隣の歯が内向きに生えていると正面からは見づらく、口を開けたときには前歯だけが目立ってしまいます。この場合も、歯列矯正で歯並びを揃えれば解消します。
歯並びのせいで前歯が目立つのではなく、物理的に前歯が大きい場合には、歯を削ることになります。あとで詰め物などの処置を施さなければならないかもしれません。
前歯を小さくするための歯科治療法
歯列矯正
前歯自体が大きいというよりは、歯並びやかみ合わせによって前歯が目立つ状態になっているときには、歯列矯正を行います。
歯列矯正には、全体的な歯列矯正と部分矯正があり、前歯やその左右の歯だけを動かせばよいときには、部分矯正が行われます。
全体的な歯列矯正の治療期間は数年単位で、治療費は100万円を超えるときもあります。
部分矯正は、矯正する範囲にもよりますが、全体的な矯正と比べれば短期間で済み、治療費も割安です。期間は半年から一年程度、費用は50万円から60万円程度をみておきましょう。
治療中は、矯正範囲や個人差もありますが、ものを噛むときの痛みは避けられません。ただ、歯が動き、やがて固定に向かうにしたがって、痛みは徐々に減ってきます。
歯列矯正によって歯並びが良くなれば、見た目に好影響があることはもちろん、歯の重なりが解消されて虫歯になりにくくなるというメリットがあります。
歯を削る
前歯の大きさがどうしても気になるときは、歯を削るという方法もあります。ただ、健康な歯を削ることには大きなデメリットもあり、決断には慎重にならなければなりません。
歯を大きく削ると、神経を抜かなければならなくなります。神経を抜いた歯は弱くなりやすく、歯の寿命が大きく縮んでしまうことが予想されます。
大きいだけで健康な歯にダメージを与えるのはもったいないという考え方もあるため、削るか否かは判断の分かれるところです。
神経を抜いたあとは、クラウンをかぶせることになります。質の悪いクラウンをかぶせると、逆に色が天然歯とかけ離れて目立ってしまいますから、ある程度値の張る素材を選ばなければなりません。前歯2本の治療で、20万円から30万円はみておいたほうがいいでしょう。
歯の大きさに悩んだら歯科に相談を
前歯を小さくする方法は、前歯を目立たせている要因によって決まります。まずは歯科に相談し、前歯と周囲の歯の状態を確認してもらいましょう。そして、ベストな選択肢を歯科医とともに探ることが不可欠です。
おわりに
無理に前歯を削ることは、歯そのものの寿命を短くしてしまいます。自分のコンプレックスと歯の寿命を天秤にかけて、それでも歯を削りたいと思えるかどうか自問自答してみましょう。歯のダメージを最小限に抑えたいなら、歯列矯正がおすすめです。
